Linuxmaniaトップ活用ガイドUbuntuでRAW現像を行おう

Linuxmania活用ガイド

■UbuntuでRAW現像を行おう


はじめに

一眼レフカメラの多くはカメラ内でJPEG画像を生成せず,RAWデータとして保存する機能がついています。
Linuxmania製品でもこのファイルを閲覧・編集することが出来ます。
ここでは、NikonのカメラでRAW撮影した「nef」ファイルをGIMPで編集する方法をご紹介します。

■gimp-ufraw のプラグイン

・nefファイルをそのままGIMPで開こうとすると、図のようなエラーが起こります。
エラーが多すぎます

UbuntuのリポジトリにはUFRawというRAWデータ現像ソフトが存在しています。
UFRawをGIMPから利用できるように gimp-ufraw というプラグインのパッケージをインストールします。
下記のコマンドを実行してください。

$ sudo apt-get install gimp-ufraw

■UFRawでnefファイルを編集する

1.インストールが終了したら、nefファイルをGIMPで開きます。

ファイルを開くとこのような画面で表示されます。 UFRaw

2.露出補正(EV補償)
露出補正は露出補正一覧で行えます。

EV補償アイコンの数値を変更
EV補償

自動補正アイコンで自動補正も行えます。
自動補正

その他のアイコンについては以下の通りです。

  • LCHで復元するソフトのディテールをLCHで復元する
  • HSVで復元するシャープのディテールをHSVで復元する
  • 切り取る切り取る
  • デジタル直線デジタル直線
  • フィルムのようにフィルムのようにソフトに
  • 自動補正元に戻す

3.ホワイトバランスの変更
編集項目は左端にあるタブ UFRawタブ一覧で変更できます。

  • タブ項目
  • ホワイトバランスホワイトバランス
  • グレースケールグレースケール
  • レンズ補正レンズ補正
  • トーンカーブトーンカーブ
  • カラーマネージメントカラーマネージメント
  • 明度、彩度の変更明度、彩度の変更
  • 明るさ調整明るさ調整
  • 切り抜きと回転切り抜きと回転
  • EXTFの表示EXTFの表示


ホワイトバランスのタブを選択します。
ホワイトバランスを[Camera WB]から実際の撮影環境に応じて変更します。ここでは日陰を選択しています。
日陰

[Manual WB]で色温度と緑色の数値を変更することもできます。 マニュアル

■UFRawで編集したnefファイルをGIMPで編集する

1.編集が終了したら、画面右下にある[OK]ボタンを押します。
gimpへ

2.通常のGIMPで先程編集した画像が開きます。
gimpで

3.GIMPでお好きなように編集、保存する事が可能です。
gimpで

RAW現像を行うことで、暗かった画像もこのように編集することが可能になります。 gimpで

RAW現像の手順は以上です。

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[作成日 2015/12/15]