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LinuxmaniaのUPSについて知ろう (Fedora)



 夏目坂64 with Hardware RAID モデル (Fedora)で採用している UPS(無停電電源装置) について解説します。



1. UPS(無停電電源装置) とは?


 通常、PC は電源系統に停電等の異常が発生すると動作が停止してしまいます。

 しかし、UPS(無停電電源装置) を利用すると、短時間の停電なら復旧するまで PC を動かし続けることができます。
停電が長時間にわたる時には、PC を自動的に安全にシャットダウンすることができます。

※UPS は内部にバッテリーを搭載しており、普段は電力供給と同時にバッテリー充電を行っています。
 停電が起きた時にはバッテリーから電力を取り出し、PC に供給します。



2. UPS の出荷時設定


 Linuxmania では、UPS のバッテリー接続を有効にした状態で出荷しております。
製品到着後すぐ、電源コンセントに接続して利用することが可能です。
(お客様ご自身でバッテリーを接続する必要はありません)

※バッテリーへの充電はお客様ご自身で行う必要があります。
 バッテリー充電中も、電源としての利用は可能です。



3. UPS管理サービス apcupsd


 Linuxmania では、UPS管理サービスとして apcupsd をインストールしております。
デフォルトの設定は、「バッテリー残量が5%以下または残り3分以下になるとシャットダウン」です。

 apcupsd の設定ファイルは /etc/apcupsd/apcupsd.conf にあり、エディタで編集して設定を変更することが可能です。


[主な設定項目]
 UPSNAME 名前 … 英数字8文字以内で設定
 BATTERYLEVEL 5 … シャットダウンを開始するバッテリー残量を%で指定します
 MINUTES 3 … シャットダウンを開始するバッテリー残量を分で指定します


4. UPS管理ツール APCUPSD Monitor


 Linuxmania では、UPS管理ツールとして APCUPSD Monitor をインストールしております。
APCUPSD Monitor は apcupsd のフロントエンドで、グラフィカルな操作が可能であることが特徴です。
APCUPSD Monitor からは、管理している UPS の状態(電源供給の有無やバッテリー残量など) を見ることができます。

 APCUPSD Monitor を起動するには、メニューの[アプリケーション]→[システムツール]→[APCUPSD Monitor] を実行します。




※インストール直後は、APCUPSD Monitor に UPSが登録されていない場合があります。
 その場合は、[Preference]タブで[追加]を実行し、[Enabled]と[use TrayIcon]を有効にします。




 UPSの項目をダブルクリックすると、詳細な情報を見ることができます。




[作成日 2008/2/26]